こんな悩みをスッキリ解消
- これから自動車ローンを契約しようと思っている人
- 自動車ローンの審査基準を知っておきたい人
- ローン選びで失敗したくない人
高額な買い物ほど利用したいのが自動車ローンです。
車購入に使えるローンは低金利という特徴があるため、積極的に活用したいもの。
この記事では、気になる自動車ローンの審査基準はもちろん、どうしたら低金利の自動車ローンを契約できるのか解説していきます。
最後まで読むことで、確実に低金利な自動車ローンを選ぶことができるでしょう。
自動車ローンの審査に通るまでの流れ
お金を借りるということは、当然ですが審査があります。
自動車ローンの場合、審査に通るためには以下3つの手順が必要です。
自動車ローンの審査に通るまでの流れ
- 仮審査
- 売買契約を結ぶと同時に本審査
- 指定された入金日に金融機関から入金
1.仮審査
自動車ローンの審査は2段階あり、まずは「仮審査」というものが行われます。
仮審査は借りたい金額や職業などを申告し、金融機関が貸し出し可能かどうかを暫定で判断してくれるというもの
仮審査の際は、職業や年収、車の金額などは自己申告が基本です。
とはいえ自分に有利になるように虚偽の申告をしても、本審査の際にバレてしまいます。
必ず全ての情報を正直に伝えて仮審査を受けるようにしましょう。
2.売買契約を結ぶと同時に本審査
仮審査に通過したら、自動車ローンを使って車を購入できることはほぼ確定です。
自動車ローンを契約する金融機関からも、契約書の提出を求められます。
そこでディーラーで車を正式に売買契約を結び、契約書を金融機関に送付して本審査をしてもらいます。
本審査の際には、仮審査時に申告した内容と相違点がないか確認する作業が主です。
どんなに長くても3日程度で終わるため、ここではよほどのことがない限り審査に落ちるという心配はしなくても良いでしょう。
3.指定された入金日に金融機関から入金
入金日は納車日によって異なるため、ディーラーが指定をします。
正式契約の際に、「この日までに支払いをしてください」という日が伝えられるため、金融機関にはその日程を教えます。
指定された入金日になれば、金融機関からあなたの口座に自動車ローンで借りた額が振り込まれます。
そのままあなたの口座からディーラーが指定した振込先に、あなたの名義でお金が振り込まれて完了です。
これが自動車ローンで車を買う流れです。
基本的に仮審査に通過すれば、後は金融機関の指示に従って手続きを進めるだけです。
そこで次章では、審査で何がチェックされるのか、審査基準を紹介していきます。
審査の4つのチェックポイントと審査通過のコツ
自動車ローンの最大のポイントは、「審査に通ること」です。
本章では、審査の際にチェックされる4つの大事なポイントを紹介していきます。
審査でチェックされる大事な4つのポイント
- ポイント1.年収
- ポイント2.勤務状況
- ポイント3.他社借入状況
- ポイント4.ブラックリストに載っていないか
ポイント1.年収
審査の際に重要なのが「毎年の年収」です。
借りる額にもよりますが、年収に対して無理のない範囲の借入額かどうかチェックされます。
例えば年収が300万円の人が、1,000万円を超える車を買うのは無理があります。
金融機関は審査の際に、「返済額が月収の何割になるか」を重視します。
これを『返済負担率』と呼び、理想は月収の1/3以下と言われています。
毎月の返済額が6万円なら、1年で72万円を返済することになります。
5年の自動車ローンを組んだとしたら360万円の返済が可能なので、そのクラスの車を買うなら妥当と判断されます。
ただしこれは後述する他社借入状況によって変わってくるので、後ほど詳しく説明します。
ポイント2.勤務状況
自動車ローンは一度借りたら数年間は返済していくことになります。
そこで重要になってくるのが「収入の安定性」です。
現在の年収が数年先も続く保証があるかどうかが大事なポイントとなるのです。
それを見極めるのが「勤務先の規模」と「勤続年数」の2つ。
勤務先の規模は大きい方が会社倒産のリスクが低くなります。
上場企業や公務員は審査の際に有利になると言われていますが、これには「安定性の高い職場」という理由があるからです。
もう一つの「勤務年数」ですが、これは長い方が当然審査は通りやすくなります。
今後も長く勤める可能性が高いと判断するため、勤務年数は最低でも1年以上あることが理想とされているのです。
ポイント3.他社借入状況
自動車ローンの審査に通るためには、他の金融機関からお金を借りていないかどうかも重要です。
他社でカードローンなどを契約していて、その返済をしているとなれば、自動車ローンの返済に割ける額も当然減ってしまいます。
自動車ローンは月収の1/3までなら無理なく返せると紹介しましたが、すでに他のローン返済でその割合を超えていたら、これ以上返済額を増やすわけにはいけません。
そのため金融機関は、すでに他社で高額の借入をしていないかどうかをチェックするのです。
4.ブラックリストに載っていないか
先ほど紹介した「個人信用情報機関」というところには、個人が借りたお金の返済履歴などが全て記録されています。
そのため過去に借りたお金を滞納していたり、現在他社のローン返済を延滞していることが全て分かってしまいます。
返済が滞っていたり、過去に自己破産をしている場合、「ブラックリスト」というものに登録されています。
この履歴があるだけで、審査は終了してお金を借りることはできません。
最近はスマホの端末代を分割払いで買うことが増えましたが、この影響でスマホ代を滞納するだけでブラックリストに登録されてしまうことがあります。
スマホが原因で自動車ローンが通らなかったという人も少なくないので、次章では自動車ローンが通らなかった時の対策を紹介します。
自動車ローンの審査が通らない時は「ディーラーローン」を活用
銀行などの自動車ローンの審査に通らなかった時、オススメなのが「ディーラーローン」。
ディーラーローンとは自動車ディーラーが用意している車購入専用のローンのことで、審査に通りやすいという特徴があります。
その上ディーラーローンは購入した車を担保にします。
完済まで所有権はディーラーになるので、万が一返済が滞ったときにはその車を回収して中古車として販売します。
そうすれば損をすることがないため、審査基準を甘くすることができるのです。
実際に筆者の経験でも、ディーラーローンの審査に落ちた人は見たことがありません。
審査に通るのが難しい人
- 無職
- 自営業
これらの属性の人たちは「収入がない」「収入が安定していない」という理由から審査に通りづらいと言われています。
そのため保証人か頭金を用意する必要があります。
ディーラーローンにはデメリットもある
審査に通りやすい自動車ローンがあるなら、全ての人が先にディーラーローンを活用すべきではと思いがち。
しかしディーラーローンはその分、金利が高いというデメリットがあるのです。
2%の差が実際いくらの差になるのか、それぞれの金利で100〜400万円を借りた時の返済額をシミュレーションしました。
借りる額 | 金利3%の返済額 | 返済総額 | 金利5%の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|---|---|
100万円 | 17,968円 | 1,078,080円 | 18,871円 | 1,132,260円 |
200万円 | 35,937円 | 2,156,220円 | 37,742円 | 2,264,520円 |
300万円 | 53,906円 | 3,234,360円 | 56,613円 | 3,396,780円 |
400万円 | 71,874円 | 4,312,440円 | 75,484円 | 4,529,040円 |
金利が2%変わるだけで、返済額はこれだけの違いが生まれます。
400万円を借りた時、返済総額は約21万円変わります。
これではどれだけ新車値引きを頑張ってもらっても、金利分で意味が無くなってしまうことが分かるでしょう。
オススメの低金利自動車ローン2つ
最近はネットで申し込みができる低金利自動車ローンが増えてきています。
来店せずにお金を借りることができるため、まずは仮審査をしてみるだけでもいいでしょう。
筆者は以下2つの自動車ローンが低金利なのでオススメしています。
筆者オススメの自動車ローン2つ
- 三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」
- 損保ジャパン日本興亜「ジャパンダ・ネットマイカーローン」
ローンの名称 | 提供元 | 限度額 | 借り入れ期間 | 金利 |
---|---|---|---|---|
ネットDEマイカーローン | 三菱UFJ銀行 | 最大1,000万円 | 最長10年 | 年2.975% |
ジャパンダ・ネットマイカーローン | 損保ジャパン日本興亜 | 最大1,000万円 | 最長10年 | 年1.90~2.95% |
※2024年4月現在
どちらの自動車ローンも、金利が3%を下回る低金利なもの。
大手銀行と損保会社が提供しているだけあり、安心感も問題ありません。
借入期間も最大10年まであるので、ディーラーローンより長期の借入が可能。
限度額も申し分ないので、まずはこの2つの自動車ローンに仮審査の申し込みをしてみることをオススメします。
銀行から直接提案が届くクラウドローンがオススメ
まだ新しいサービスではありますが、最近では「クラウドローン」が注目されています。
マイカーローンにも対応しており、申し込みをすると融資したい銀行が複数社見つかります。
申込も3分程度で、低金利な銀行も見つけられるが最大の特徴です。
ローンを考えている人は一度利用してみるのをオススメします。
中古車なら自社ローンを使うのも手
中古車を購入するなら販売店が独自で行っている自社ローンを使うのも手。
新車でいうディーラーローンに似たようなもの。
販売店独自の審査基準ですので、基本的には審査が甘いといわれています。
自社ローンについては下記記事をご確認ください。
【裏技】知る人ぞ知る、レアな中古車や新古車を賢く手に入れる方法
もっとも手軽に「レアな中古車・新古車を手に入れる方法」は何だと思いますか?
それは「中古車販売店に希望の新古車や中古車を探してもらう」こと。そして提案の専用サービスが「ズバット車販売」です。
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- 新車とほぼ同等の軽自動車がほしい、プリウスがほしい
- ディーラー試乗車落ちで5,000km以内の中古車がほしい
- タントで100万以内、新車同等品を提案してほしい
- 通勤にオススメの車を教えてほしい
ネクステージは新鮮な中古車が毎日500台入荷されているので、時々提案してもらうのがいいですよ!
【下取り車がある人限定】頭金を作るには一括査定がかなりオススメ
審査に通るためには頭金を少しでも多く用意する必要があります。
もしあなたが車を下取りに出すなら、少しでも高く売ったほうが自動車ローンの負担が軽くなります。
そこで活用したいのが、車一括査定というサービス。
車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWEBサービス(サイト)のこと。
自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較できるため、高く売れるメリットがあります。
中でもオススメなのが「カーセンサー」という車一括査定。
理由は、参加している買取業者数が他の車一括査定に比べて圧倒的に多いからです。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
車一括査定のオススメは下記記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 自動車ローンの審査に通るためには3つの手順がある
- 審査基準で大事なのは「長期間返済が可能な仕事をしているか」
- 「無職」「自営業」は保証人と頭金を用意する必要がある
- ディーラーローンは審査が甘いが金利が高い
- まずは低金利の自動車ローンに申し込み、ダメならディーラーローン
- 下取り車があるなら車一括査定を使うと高く売れる