- 中古車を購入しようとしていて、維持費を先に知っておきたい人
- どの車が維持費が安くてお得なのか知りたい人
- 自分が買う中古車の維持費を計算する方法を知りたい人
車は買ったら当然維持費が発生します。
これが高くて車の購入を諦める人も珍しくありません。
だからこそ中古車を購入するにあたり、先に維持費を知っておきたい!という人も多いでしょう。
- 中古車の維持を知っておきたい
- どうしたら維持費を計算できるのか知りたい
- 維持費を節約するコツを知っておきたい
この記事では、これから中古車を購入する人に向けて、かかる維持費を丁寧に解説。
この記事を読むだけで、自分はいくらの維持費が必要か分かります。
あらかじめかかる維持費を知っておけば、事前にお金を用意することもできるので中古車購入後にお金のことで悩む心配がなくなります。
維持費を節約するコツも紹介しているので、最終的には少しでも安く中古車を購入して維持することが可能になるでしょう。
一目でわかる!ボディタイプ別維持費相場
車の維持費を計算する前に、なんとなく相場を知っておきたい人は多いはず。
そこで本章では、人気の高い「軽自動車・コンパクトカー・ミニバン・SUV」の4種類の中古車を買った場合の維持費をカンタンに紹介します。
他社の車を買っても基本的には金額が大きく変わることはないので参考にしてください。
維持費を紹介する4車種
- 軽自動車【ホンダ N-BOX】
- コンパクトカー【日産 ノート】
- ミニバン【トヨタ ノア】
- SUV【トヨタ ハリアー】

車種 | 購入金額 | 自動車税 | 任意保険料 | 年間の維持費 | 月間の維持費 |
---|---|---|---|---|---|
ホンダ N-BOX | 120万円 | 10,800円 | 40,000円 | 50,800円 | 約4,200円 |
日産 ノート | 100万円 | 34,500円 | 52,000円 | 86,500円 | 約7,200円 |
トヨタ ノア | 134万円 | 39,500円 | 54,000円 | 93,500円 | 約7,700円 |
トヨタ ハリアー | 245万円 | 45,000円 | 62,000円 | 107,000円 | 約9,000円 |
※購入金額はカーセンサー「中古車相場表」を参照
※任意保険料は価格コム「保険料相場」を参照


1.軽自動車の場合【ホンダ N-BOX】
広い室内と高い安全性で人気のホンダ「N-BOX」。
軽自動車なので年間の自動車税は10,800円と非常に安くなっています。
車両の平均相場は約120万円と手頃なのもポイント。
車両購入を全て一括で支払い、自動車税と任意保険料のみの支払いなら月の維持費は約4,200円です。
しかし実際はローンで購入したり、ガソリン代を支払ったりと他にもお金がかかります。
そうなると当然金額は跳ね上がるので注意しましょう。

2.コンパクトカーの場合【日産 ノート】
登録車の中で年間販売台数が1位になった大人気のコンパクトカー、ノート。
自動車税は軽自動車に比べると跳ね上がり、年間34,500円となります。
最低限の維持費は毎月約7,200円となり、軽自動車と普通車の維持費の差がハッキリ分かる結果となりました。
3.ミニバンの場合【トヨタ ノア】
大人数が乗車できることでファミリー層に人気が高いミニバンがノアです。
自動車税、任意保険料ともにコンパクトカーのノートと大差ありません。
これは多くの人が所有しているクラスの車なので、保険料などはむやみに高くならないのです。
そんなノアの月間の維持費は約7,700円。
ローンで購入したり駐車場を借りたりするとその維持費はもっと高くなります。
4.SUVの場合【トヨタ ハリアー】
広い室内と高い走行性能で若い世代に人気のハリアー。
車両相場が高くなることもあり、維持費も先に紹介した3車種より高くなっています。
任意保険料は年齢や免許の色によって大きく変わるので、維持費もそれによって大きく変わります。


中古車の維持費の各項目と相場を解説!
車は買ったら終わりではなく、その後所有し続けるかぎり維持費がかかります。
中古車なら車両本体価格は安く抑えることができますが、その他のお金は新車と同じ。
そこで本章では、中古車の維持費にはどんなものがあって、いくらぐらい必要なのかを解説していきます。

維持費の必要な項目 | 相場 | 支払うタイミング | 支払う義務 |
---|---|---|---|
自動車税 | 3〜5万円 | 年に一度 | ○ |
車検代 | 7〜12万円 | 2年に一度 | ○ |
ガソリン代 | 数千円 | 月に数回 | ○ |
任意保険料 | 5万円前後 | 年に一度 | △ |
メンテナンス・整備費用 | 数万円 | 整備をするごと | △ |
ローン金利 | 5%前後 | 毎月 | △ |
法定整備代 | 2万円前後 | 年に一度 | △ |
スタッドレスタイヤ | 5万円前後 | 数年に一度 | △ |

ほぼ必ずかかるもの
中古車を維持していくにあたり、絶対に支払う必要がある費用というものがあります。
それが以下の4種類です。
- 自動車税
- 車検代
- ガソリン代
- 任意保険料

1.自動車税
自動車税は毎年5月に納付書が届きます。
必ず5月31日までに納付する必要があり、未納の場合車検に通りません。
自動車税は購入した中古車の排気量に応じて変わります。自動車税の金額は以下の表の通り。
車の区分 | 総排気量 | 税額 |
---|---|---|
自家用乗用車(普通車) | 1L以下 | 29,500円 |
1〜1.5L以下 | 34,500円 | |
1.5〜2.0L以下 | 39,500円 | |
2.0〜2.5L以下 | 45,000円 | |
2.5〜3.0L以下 | 51,000円 | |
3.0〜3.5L以下 | 58,000円 | |
3.5〜4.0L以下 | 66,500円 | |
4.0〜4.5L以下 | 76,500円 | |
4.5〜6.0L以下 | 88,000円 | |
6.0L以上 | 111,000円 | |
自家用乗用軽自動車 | 660cc | 10,800円 |

自動車税についてさらに詳しく知りたい方は下記記事をご確認ください。
-
【2019年10月最新】これを見れば全てが分かる!自動車に掛かる税金丸わかりガイド
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2.車検代
車検は2年に一度必ず受ける必要があります。
車の安全を確保するための整備はもちろん、必要な税金などもこのタイミングで支払います。
車検時に支払う必要のあるものは、「自動車重量税」「自賠責保険料」の2つ。
重量税の金額は以下の表の通りです。
車両重量 | 13年未満 | 13〜17年 | 18年以上 |
---|---|---|---|
〜500kg以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
〜1,000kg以下 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
〜1,500kg以下 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
〜2,000kg以下 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
〜2,500kg以下 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
〜3,000kg以下 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |

これと合わせて支払う自賠責保険料は「25,830円」です。
車検の整備費用は3〜5万円で済みますが、自動車重量税と自賠責保険料を支払う必要があるので、トータルで7〜12万円ほどの出費は覚悟しておきましょう。
3.ガソリン代
車に乗るなら絶対にかかるのがガソリン代です。
ガソリンはエンジンによって種類が異なり、「軽油・レギュラー・ハイオク」の中から選択します。
2019年2月時点でのガソリンの相場は以下の通り。
ガソリンの相場
- 軽油…111円
- レギュラー…132円
- ハイオク…144円
ガソリン代の計算は、月に何キロ車に乗るかで決まります。
例えば往復20キロの通勤に使用するなら、20日出勤と仮定すれば月の走行距離は400キロ。
それを購入する中古車の平均燃費で割ります。
購入予定の中古車が1Lあたり15キロ走行できる車なら、26Lのガソリンが必要です。
レギュラーが132円と仮定すれば、必要なガソリン代は「3,432円」となります。
これが最低限必要なガソリン代となります。

4.任意保険料
一覧表の上で任意保険料は必須ではないとしましたが、車に乗るなら必ず入りたいものです。
万が一車で事故を起こした場合、最悪の場合賠償責任を負うことになります。
自賠責では最大3,000万円までしか補償されず、それをオーバーした場合は実費で支払う必要があります。
これをカバーしてくれるのが任意保険なのです。
任意保険料は「年齢・免許の色・車の種類・車両保険の有無」によって細かく変わります。
自動車保険各社のホームページで金額が試算できるので、自分の場合はいくらになるのかを予め計算しておきましょう。

人や走行度合いによって必要なもの
先ほど説明した項目は全て必要経費と言えますが、以下の5種類は人によっては必要となるものです。
- メンテナンス・整備費用
- ローン金利
- 駐車場代
- 法定整備代
- スタッドレスタイヤ

1.メンテナンス・整備費用
車は消耗部品の集合体です。
距離を乗る人や過酷な使い方をする人はその都度メンテナンスや整備が必要になります。
よくあるものであれば「タイヤ交換・オイル交換」などが挙げられます。
中古車を購入した店や近くのディーラーの整備士と話し合い、安全に乗り続けられるようにこまめに整備をしましょう。
2.ローン金利
車をローンで購入する際に必要になるのがローンの金利。
金利は契約するマイカーローンによって異なりますが、3%前後を見込んでおくと良いでしょう。
とはいえまとまった額を借りるので、支払う利息はそれなりのもの。
そこで借りる金額によっていくらの利息を支払う必要があるのかをカンタンにまとめました。
金利2.85%で5年借りた場合の利息
借りる金額 | 支払総額 | 利息 |
---|---|---|
100万円 | 1,074,120円 | 74,120円 |
200万円 | 2,148,240円 | 148,240円 |
300万円 | 3,222,360円 | 222,360円 |
400万円 | 4,296,480円 | 296,480円 |

3.駐車場代
自宅に駐車場がない場合、どこかで車庫を借りることになります。
その際は土地の所有者に駐車場代を支払う必要があります。
駐車場代は住んでいる地域や環境によって異なります。
地方であれば月5,000円〜1万円程度、都市部であれば2万円前後が必要です。
4.法定整備代
年に一度受けるとされているのが法定整備です。
しかしこの法定整備、受けなかったとしても罰則はありません。
そのため受けない人も一定数いるのですが、筆者は必ず受けることをオススメしています。
そもそも「法定」とされている以上、受けないと法律に違反していることになります。
車検だけだと2年に一度になってしまうため、必ず毎年法定整備を受けて車の安全を確保しましょう。
-
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5.スタッドレスタイヤ
雪国で車を使うようであれば、スタッドレスタイヤは必須。
スタッドレスタイヤは車の大きさによって異なり、当然金額も変わります。
軽自動車であれば2〜3万円程度で購入できますが、大型のミニバンやSUVとなれば5〜10万円程度の出費は覚悟しなければいけません。


維持費を少しでも安くする方法
中古車と言えど、買ったら新車と変わらない維持費がかかることはお伝えしました。
少しでも維持費の負担を減らすためには、購入する中古車を少しでも安く買うこと。
本章では、維持費を少しでも安くするための方法を2つ紹介します。
維持費を少しでも安くする2つの方法
- 方法1.中古車をお得に買えるサービスを活用する
- 方法2.ネットサービスをフル活用する

方法1.中古車をお得に買えるサービスを活用する
維持費を抑えることは「車にかけるお金を抑えること」と言い換えても良いです。
そのため、中古車の購入では少しでも壊れにくい安心感のある車をお得に買える方法を選びましょう。
そこで筆者は、「 クルマコネクト 」「 ズバット車販売
」の両サービスの利用をオススメします。
この2つのサービスの特徴をこれから紹介していきます。
プロが車探しをしてくれる2つのサービス
クルマコネクトとズバット車販売というオススメサービスがあります。
どちらも理想の中古車をプロが探し出してくれるというサービス。
まずは両者の特徴をカンタンに説明しましょう。
クルマコネクトとは

クルマコネクトのTOPページ
※画像出典:ガリバー「 クルマコネクト 」より
クルマコネクトは中古車買取業者の最大手であるガリバーが運営する、中古車検索サービス。
AIの「チャクト」が欲しい車の条件を質問してくれるので、それらに回答するだけで希望の車を見つけることができます。
チャクトとの会話以外にもガリバーのスタッフもチャットに参加してくれるため、欲しい車の難しい質問なども受け付けてもらえます。

ズバット車販売とは
※画像出典:「 ズバット車販売 」より
ズバット車販売は株式会社ウェブクルーが運営する中古車検索サービスです。
欲しい車のメーカーや大体の年式などを入力するだけで、大手買取店のガリバーが理想の1台を探してくれます。
申込み後すぐにガリバーから電話がかかってくるので、スタッフと相談しながらより具体的な条件を決めます。
その後は最寄りのガリバー店舗で車種の提案を受けるという流れ。
それだけで自分の理想に近い中古車に出会えます。

方法2.ネットサービスをフル活用する
維持費の中でも高額なのが自動車保険です。
しかし自動車保険は最近インターネットで契約できるタイプのものが増えています。
こうしたネット型の自動車保険を契約することで、少しでも任意保険料を安くするのがオススメです。
ネット型の自動車保険でも、補償内容は損保会社のものと変わりません。
丁寧な加入の説明や紙による証書がない分、人件費を減らして保険料に反映しているのがネット型の自動車保険なのです。

まとめ
どうでしたか?ぜひ、あなたの中古車購入に役立ててください! 最後にポイントと共に、おすすめの中古車購入方法を振り返っておきますね。
なかなか市場に出回らない質がいい中古車をお手軽に見つけたい人は…中古車提案サービス「ズバット車販売」を使うのがおすすめ!
最後に重要なポイントを箇条書きで紹介していきます。
- 中古車の維持費を抑えるためには購入費用の節約は必須
- 維持費は人によって大きく異なり、それぞれ計算方法がある
- 車の維持費は意外と多く、全てを知っておく必要がある
- 活用できるサービスを全て使うことで維持費を節約することが可能
車の維持費は一見安く見えますが、税金や整備費用など意外と高いものが隠れています。
先にかかる維持費を全て知っておくことで、自分の場合は年間でいくらのお金が必要なのか知ることが可能。
この記事に書いてあることを参考に、購入前に維持費の計算を行いましょう。
その上で、本記事で紹介している中古車を探すサービスを利用すれば、余計なお金を払う必要はなくなり今後車の維持が楽になることは間違いありません。