個人ではメリットはある?中古車リースを本当に使うべきかどうかが分かる完全まとめ

こんな悩みをスッキリ解消

  • 「定額〇万円で乗れる」といった触れ込みが気になる人
  • 無理のない支払いで中古車に乗りたい人
  • 本当に賢い購入方法が知りたい人

ここ最近、ガソリンスタンドなどで「月々1万円で新車に乗れる!」「ずーっと新車に乗り続ける、新しい車の乗り方」といったように、カーリースが注目を集めています。

そこで今回は、元ディーラー営業マンとして新車・中古車ともにリースを取り扱っていた筆者が、中古車リースについて詳しく解説していきましょう。

【執筆・監修】中古車査定士

髙木駿

中古車ディーラー(三菱系)を4年間勤務。新車の販売から中古車やトラックの買取も行う。勤務期間中に一般社団法人日本自動車査定協会(JAAI)が発行している「中古車自動車査定士証」を取得。

資格中古車自動車査定士(JAAI認定)、古物商

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カーリースの基本の仕組み

まずカーリースの基本的な仕組みについて、下図にまとめておきましたのでご覧ください。

カーリースでは基本的に、まず車両価格の「残価」というものを算出します。

残価とは契約年数後に予想される「車の価値」のことで、中古車の場合にはおおむね5年契約で10~30%程度が目安となっています。

つまり単純計算をすると、200万円の中古車で残価設定が10%なら、20万円が「5年後の残価」となりますよね。

そして差し引いた180万円に対して、5年間で支払いをしていくというイメージになります。

その結果として、支払額が抑えられるため「月々1万円~乗れる」とアピールされることがあるのです。

また残価を差し引いた部分についての支払いをしていくのですが、契約上は「購入」ではなく、「借りる」といったような形となります。

ですから残価以外の部分をしっかり支払い終わったとしても、自分の物になることは基本的にないと覚えておきましょう。

ちなみにですが支払っていく金額には諸費用や金利などが発生するため、単純計算するよりも「やや高くなる」というのが普通になります。

以上がカーリースの大まかな概要でしたが、新車リースもあれば中古車リースもあるため、簡単に下記に説明していきます。

カーリースには「中古車リース」「新車リース」がある

中古車リースと新車リースは大まかに異なる点はありません。

つまり仕組み自体は全く持って同じです。

ただし中古車リースでは新車リースと比較すると「気にすべきポイント」がありますから、下記にまとめておきました。

中古車リース機にすべきポイント

  • 設定できる残価率が低いケースが多い
  • 中古車リースの受付業者が少ない

それぞれ以下に分けて説明していきましょう。

設定できる残価率が低いケースが多い

中古車は新車と比較すると、市場価値が「低い」と見なされます。

そのため年数が多く経過している中古車ほど、契約満了後の残価予想は低く設定されてしまうのです。

その結果、新車であれば最低でも20%以上が想定されるのに対し、中古車は10%~となっています。

ただし、例えばトヨタのアルファードやハイエースなど、中古車人気が非常に高い車種については残価が高いままであるケースが多く、月々の支払金額がグッと抑えられることが多いです。

中古車リースの受付業者が少ない

一般的に浸透しているのは新車リースの方です。

そのため中古車リースについては、受け付けてくれるリース会社が少ないというのが現状です。

ただ覚えておいてほしいのは、「新車リースと比較すると少ない」という点であり、実際には探すのが困難なほど少ないわけではありません。

しかしリース会社の中でも、銀行や信金などの金融機関系や、自動車メーカー系のリース会社ばかりが中古車リースの取り扱いをしているため、選択肢はおのずと狭まると思った方が良いでしょう。

まどか
そっか、中古車リースなら支払額が抑えられるのは本当のことだったんだ。
本当だけど、「オススメできるか」という点については、もう少し読んでから結論を出した方が良いよ!
パンダ店長

そもそも「中古車リース」は利用すべきなの?

先に結論を述べておきますが、そもそも個人としてカーリースを利用するのはまったくオススメできません。

なぜなら個人向けのカーリースには、下記のようなデメリットがあるからです。

  • 設定できる残価が低すぎるケースが多い
  • 万が一事故などに合って価値が下がった場合、余分にお金を取られてしまう
  • 途中解約で違約金が発生する場合もある
  • 残価を含めた全額に金利がかかっている
  • そもそも金利が高い

それぞれ以下に分けて簡単に説明していきましょう。

設定できる残価が低すぎるケースが多い

中古車のリースは新車よりも設定できる残価が低いと述べましたが、そもそも残価自体は「実際の査定額よりも低い」ということが普通です。

というのも仮に実際の査定額が残価よりも少ない場合、「予想していた価値<実際の査定額」となりますよね。

それでは、残った部分に対する支払だけでは足りません。

ですから契約満了時に、余分にお金を取られてしまうのです。

そんな状況を防ぐためにも、あくまで予想値である残価は低めの設定がされています。

万が一事故などに合って価値が下がった場合、余分にお金を取られてしまう

事故を起こしてしまった場合などに関しては、仕方ありませんが車の価値は下がってしまいますよね。

その結果として契約満了時の残価を大きく下回ってしまうことになります。

つまり先ほど説明した内容と同じく、残価よりも下回ってしまうと「余分にお金を取られてしまう」ということになるのです。

ですから事故に対して常にヒヤヒヤしながら運転しなければならなくなるのです。

途中解約で違約金が発生する場合もある

リース契約というものは、契約途中で解約すると違約金が発生するケースがあります。

もちろん契約内容にもよるのですが、違約金は常に発生すると思った方が良いでしょう。

ちなみに違約金だけではなく、場合によっては「契約期間分の残りの金額支払い」もしなければならないケースがあります。

そのため途中解約をするのであれば「余分に多額のお金が必要になる」と思っておいてください。

残価を含めた全額に金利がかかっている

金利がかかることは理解しているかと思いますが、残価抜きの分だけにかかっているわけではありません。

実は残価を含めて、きっちり総額に対して金利がかかっているのです。

というのもイメージとしては、残価を抜いた部分を月々に分けて支払っているような感じがするのですが、実際には残価分は「最終回の支払い分」として契約しているのです。

契約満了時は「車を返して残価は支払わない」もしくは「残価分で再リースする」というのが普通であるため、見えにくくなっているのです。

ですから残価分の支払いも含めて、金利自体は総額に対して計算されているということは覚えておいてください。

そもそも金利が高い

カーリースの中でも、特に個人向けのカーリースは金利が非常に高いケースが多いです。

相場観からいうと4~5%台が多く、銀行ローンと比較すると「かなり高い」という部類になります。

また“相場観”と筆者が表記したのには理由があるのですが、実は個人向けのカーリースでは「月々の金額ばかりが見せられ、金利が表示されていない」ということが普通なのです。

つまり高金利であることを隠されているのです。

そのため高金利であることに気づかず、「なんとなくお得そう」というイメージだけが先行してしまうのです。

以上のデメリットをご覧になると分かるかと思いますが、正直中古車リースは「あまりオススメではないのでは?」と思ったでしょう。

その考えは正しくて、実際に筆者自身も積極的にオススメすることはありません。

ただし、今紹介したデメリットを踏まえてもオススメの人というのはいますから、一応次章にて紹介していきましょう。

まどか
もうすでに、オススメに該当する人はいないような気が…
そんなことはないよ!限定的ではあるけど、リースを利用した方が大きなメリットを得られる場合もあるんだ!
パンダ店長

中古車リースを利用した方が良いケースは3つ

中古車のリースを利用した方がメリットを得られるケースは、下記の3通りです。

  • 一定期間だけ車に乗りたい人
  • 法人もしくは個人事業主
  • 金利が非常に低い場合

それぞれ以下に分けて説明していきますが、この中でどれか一つに当てはまれば「損することが少ない」ということができます。

中古車リースは「一定期間だけクルマに乗りたい」人向け

個人向けの中古車リースは様々なリース会社から提供されていますが、例えばオリックスの中古車リースでは、1年後に返却することが可能な契約形態を用意しています。

つまり「今は車が欲しいけど、来年以降は転勤で車を持つ必要が無くなる」といった場合などには、有効な契約形態ということができるのです。

ただし5年を超えるような長期で車を使う場合には購入した方がお得であるケースが一般的ですから、あくまで1~2年の短期利用の場合だけだと覚えておきましょう。

ちなみにオリックスリースの場合、返却しない場合には「そのまま乗る」という選択肢が用意されていますが、これは単純に中古車を購入するのと条件が変わらないどころか、金利面などを加味すると損する可能性が高いためオススメではありません。

法人もしくは個人事業主は「会計処理」が非常にラクになる

法人もしくは個人事業主の場合には、リースで中古車購入をしても大きく損することはありません。

というのも通常のように中古車を購入すると「減価償却」に基づいて会計処理をしていくのですが、少しだけ手間がかかってしまうのです。

また減価償却をしていくと一気に経費にはできず、何年かに分けて少しずつ経費として計上していきます。

簡単にいうと節税の効果が少なくなってしまうといったイメージです。

一方、リースで中古車を契約する場合、月々の支払いはすべて経費として認められますし、整備費用や税金などもリース料の中に含めてしまえば、会計処理も一括してラクに完了させることが可能です。

そのため法人や個人事業主からすると、金利分の支払いは余分にすることになりますが、「その他の手間やコストを考えるとお得になる」ということができるのです。

金利が非常に低ければ単純に「損が少なくなる」

中古車をリース契約する場合、実はリース会社のキャンペーンなどによって「超低金利」として1%を切るような金利が適用されるケースがあります。

その場合には、通常の自動車ローンなどを組むよりもお得になるため、筆者としては積極的にオススメします。

ただし基本的にリースは「借りる」というような契約となってしまいますから、購入して最後に自分の物にしたい場合には、低金利であったとしてもオススメはできません。

まどか
なるほど…限定的な条件と言われた理由がよく分かりました。
限定的ではあるけど、もし今紹介した条件に当てはまっているのであれば、普通に中古車購入するよりもお得になるよ。
パンダ店長

中古車リースのおすすめ業者をピックアップ!

最後に、仮にあなたがリースで中古車購入をする場合に、オススメの業者を紹介しておきましょう。

下記に筆者がオススメする業者を3種類挙げておきましたので、ご覧ください。

  • オリックスリース
  • 自動車メーカー系のリース会社
  • 銀行、信金系列のリース会社

それぞれ以下に分けて簡単に特徴を紹介していきます。

オリックスリース

オリックスリースは先ほども紹介した通り、1年後の返却が可能なリース会社です。

そのため短期契約をする人にはオススメできる業者といえるでしょう。

また中古車自体もオリックス側が用意してくれるため、あなたはオリックスが用意できる在庫車の中から選べば良いだけで、大きな手間がかかりません。

ただし金利については特に明記されておらず、基本的には低くない金利が適用されるため注意が必要になります。

自動車メーカー系のリース会社

メーカー系のリース会社とは、例えば「トヨタレンタリース」などの業者が該当します。

これらの業者の場合、ディーラーで購入した中古車だけではなく、一般的な中古車販売店にある中古車でも「その車両ごとにリース契約をさせてくれる」といった特徴があります。

また契約車両ごと、お客様ごとに金利が設定されるため、他社と比較することで低金利が適用されることも。

ただし個人受付に関しては可能な場合と不可能な場合があるため、実際に確認する必要があります。

銀行、信金系列のリース会社

銀行や信金系のリース会社に関しても、自動車メーカー系のリース会社と同じく「車両ごとに判断して契約」ということになります。

そしてさすが金融機関というだけあって、低金利でリース契約できるケースが多いです。

ただし車業界のプロではないため、設定できる残価が多くはなく、月々の支払額がグッと抑えられるわけではなくなる可能性があります。

とはいえ法人や個人事業主として利用する場合、リース契約の金額を支払っていけた=信用が高まるということにつながるため、その後の融資などの条件が非常に良くなることは間違いありません。

重要なポイントまとめ

どうでしたか?ぜひ、あなたの中古車購入に役立ててください! 最後にポイントと共に、おすすめの中古車購入方法を振り返っておきますね。

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  • そもそも中古車をリース契約するのはお得ではないためオススメできない
  • ただし条件によっては、金利面や会計処理の面を見ると、オススメできる場合もある
  • そのため一般的な人は、素直にローンを組んで中古車購入をするのがオススメ

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  • この記事を書いた人

石川 貴裕

名古屋のIT企業にて、車一括査定のサービス責任者を経験。その間に車買取会社やJPUCの会議などに参加。新卒時代に車一括査定を利用して30万円高く売れたことを経験。情報格差で損をしている人が多く疑問を感じたため、当サイトを立ち上げ。現在は、古物商許可を取得、中古車売買を行っている。(愛知県公安委員会 第541182000600号)

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